理事長所信

■はじめに

皆様、今の自分は本当の自分ですか?

自分が生きたいように生きていますか?

2020年、全世界を襲った新型コロナウイルス感染症。全世界の人たちが先の見えない人生が続き、この先どうなってしまうのだと不安と戦った1年を過ごしました。日本にとっても緊急事態宣言、オリンピック延期、経済への大打撃など今まで経験したことがない事態になりました。

そのような状況下でも時は進み2021年は、『withコロナ』という言葉の通り、ひとりひとりが新型コロナウイルス感染症を理解し、行動し、新たな生活様式の元で全世界すべての人たちが人生を歩み始めました。人間とはピンチの時こそ、その状況下に対応しようと考え、挑戦し、行動し、成長していける動物だと改めて感じることができました。今回の経験が今後の人生の糧となり、今まで以上に素晴らしい世界を作っていけるのではないのでしょうか。

さて、私たち青年会議所としても『明るい豊かな社会』の実現の為に、歩みを止めることはできません。このような先の見えない状況下だからこそ先陣をきって、まちの為、人の為に挑戦し行動していく必要があります。先の見えない挑戦ほど怖い物はありません。しかし、そこでやりきるか、やらずに逃げるかでは、その先にみえる景色が変わってきます。それが自己成長に繋がり、まちの成長にも繋がると考えています。

ここ何年かで自殺者増加など暗いニュースが飛び交い、今が生きづらそうな人たちが多いと感じ、私はそんな暗い世の中で生きていくのに違和感があります。すべての人たちがもっと自分の魅力に気づき、その魅力を存分に発揮でき、自分らしく生きていける世の中になると良いと常々感じています。冒頭で問いかけたように、今の自分は本当の自分ですか。自分が生きたいように生きていますか。自分に問いかけて自分と対話することが今の時代とても大事だと感じています。自分と対話を繰り返すことで自ずと本当の自分を知り、自分らしい人生のビジョンが壮大に広がっていきます。そのような人たちが増え続けるのを想像するだけで何だかワクワクしてきませんか。

2022年度一般社団法人笛吹青年会議所は『自分らしく生きていく』を基本理念に大人から子供までが自分の魅力を知り、その魅力を存分に発揮できる生きやすいまちを創造していきます。青年としての英知と勇気と情熱を持って1年間活動していくことをここに誓います。

■基本方針① 笛吹の魅力が溢れるまちづくり

笛吹青年会議所と言えば、まちづくりに力を入れている青年会議所。なぜ、そう言われてきたかというと笛吹市にはたくさんの魅力が溢れているからだと思います。春には桃や梅の花が広がる風景、夏には桃や葡萄と美味しい果物や石和温泉花火大会、秋には川中島の合戦絵巻や紅葉、冬には冷えた身体を温める石和・春日居温泉郷など他にもたくさんの魅力があります。

近年では市民や行政、各種他団体と協同で継続的なまちづくり事業を開催してきました。しかし、2020年の新型コロナウイルス感染症の蔓延から、思うような事業が出来ず、試行錯誤してきました。しかし、今の状況をこのまま見ているだけでは、今まで積み上げてきたコミュニティが衰退していき、まちが活性化していく未来を思い描くことはできません。そこで昨年度から新たな中長期ミッション『目指せ‼活力あるまちづくり』が策定され、そのミッションを遂行するために全力で力強く歩み始めました。

2022年度は、笛吹の魅力を存分に発揮して、これまで培ってきた地域コミュニティと協同して、中長期ミッション『目指せ‼活力あるまちづくり』に向かって全力で歩んでいきたいと思います。その歩みを止めることなく全力で行う事が今後の明るい笛吹市に繋がっていくと信じています。

■基本方針② 子供の魅力が溢れる青少年育成

私は仕事を通じて、地域の人たちの健康に携わってきました。後期高齢者から新生児まで幅広い年代の人たちと関わってきました。人間の体力のピークは男性が17歳、女性が14歳と言われ、それ以降は緩やかに衰えていきます。しかし、近年では若者より後期高齢者の人たちの方が格段に高い活力を私は感じとれます。特に20歳以下の子供たちの本来あっても良い活力を感じることが年々少なくなっています。

近年では若者の自殺者急増、学生の不登校、幼児虐待問題など子供が関係していて、あってはならないニュースが増えてきています。

なぜ、そんなニュースが多くなっているのでしょうか。

その背景には、人とのコミュニケーションがうまくとれない、自分の思いをうまく表現できない子供が増えているからではないでしょうか。

私たち笛吹青年会議所は清流杯争奪わんぱく相撲大会や笛青塾などの青少年育成事業にも力を入れています。毎年、子供のパワーに圧倒されることも多々あります。そんなエネルギーが高く無邪気な笑顔で飛び回っている姿、何事にも真剣な眼差しで挑戦している姿、両親に自分の表現したい事を伝えている姿、そんな子供らしい本来ある魅力を存分に発揮できる青少年育成を目指すことで、子供が変わり、大人が変わり、環境が変わり、まちにも良い影響を及ぼしていくと信じています。

■基本方針③ 会員の魅力が溢れる組織構築

青年会議所の特徴のひとつは、他業種の人たちが集まり組織構築していることです。年齢も違う、地位や役職も違う、人間性や価値観も違う人たちが組織構築して、単年度目標を掲げて活動していく団体です。その中でも会員一人一人に素晴らしい人間性や価値観があり、その人としての魅力を余すことなく組織に反映させることで組織としての魅力が格段に上がると考えています。青年会議所活動こそ、自分らしさを最大限に発揮できる最高の場所ではないでしょうか。

そして、組織構築していく上で会員拡大も積極的に行っていく必要があります。会員拡大に大事なのは、ただ闇雲に会員拡大をするのではなく、まずは青年会議所の魅力をしっかり伝えられる人材育成が必須になってくると考えています。青年会議所活動のノウハウを理解し、その活動の中で人として成長し、そこで感じた青年会議所の魅力を次世代へ繋いでいくという組織構築が重要であり、その部分を新たな仲間に伝えることで会員拡大に繋がると考えています。

まずは、今いる会員が自分の魅力を発揮し、青年会議所活動の魅力を感じて、次世代へ伝えていくことで今後の組織発展に繋がると信じています。

■基本方針④ 人としての魅力が溢れる人材育成

私は人材育成に必要なものは、自己肯定感と自己効力感をどれだけ高められるかが重要だと考えています。自己肯定感は聞き慣れた言葉だと思いますが、自己効力感はあまり聞き慣れない言葉なのではないでしょうか。

自己効力感とは『ある状況下で結果を出すために適切な行動を選択し、かつ遂行するための能力を自らが持っているかどうか認知するための能力』という意味です。自己効力感が高い人は『自分ならできる』などポジティブな感覚を持って行動を起こします。逆に低い人は『きっと失敗するだろう』と考え、行動を起こすどころかやる気すら起きない状況になります。現在の日本は『コロナウイルスがあるからうまくいかない』、『この経済状況では不可能』など自分の可能性に蓋を閉めて、挑戦や行動をしなくなっている人が多くなっていると感じています。成功は、挑戦や行動を起こすことでしか生まれません。その先に失敗があっても、その失敗を糧に次の挑戦に活かせれば良いと私は考えています。

そして、その自己効力感の土台となるのが自己肯定感です。自己肯定感とは、簡単に言うと『自分を信じる力』です。自分の価値や存在意義、強み、弱みを自分で理解することで主体性が出てきて自己効力感に繋がります。

その2つを高めることが、その人が持っている魅力を最大限に引き出すことができ、今後の人材育成の基盤になっていくと私は信じています。

■結びに

私自身は常日頃からゴール設定とそこまでの道筋を考え、それを紐付けていく人生を歩んでいます。青年会議所活動も全く同じで、毎年1年の始まりに1年後はどういう自分になっていたいかをゴール設定して1年間活動していき、そこで得たものを毎年ひとつひとつ積み上げていく団体だと考えています。それをやる事で、最大限の自己成長を得ることができ、そこで得た経験をまちや人に与えていくことで自ずと社会が豊かになっていくと考えています。青年会議所で活動する以上は、1年1年を大切にひとつでも多くの気づきや学びを得て、それを自分の人生にどう生かしていけるかが肝になるのではないでしょうか。青年会議所で活動できる時間には限りがあり、限りある時間をどう使うかはあなた次第です。

2022年度は理事長という大役をいただき、組織のリーダーとして活動していくと同時に、笛吹青年会議所会員が自分らしく成長していける安心、安全な場を作れるよう全力で精進していきますので、皆様のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

基本理念

『自分らしく生きていく』

基本方針

● 笛吹の魅力が溢れるまちづくり
● 子供の魅力が溢れる青少年育成
会員の魅力が溢れる組織構築
人としての魅力が溢れる人材育成

一般社団法人 笛吹青年会議所 2022年度
第43代理事長 細川祐輝

【PDFダウンロード】