理事長所信

■はじめに

「すべてを結ぶ絆」

2018年度(一社)笛吹青年会議所は創立39年を迎えます。私たちは、先輩諸兄が永きにわたり守ってこられた創始の精神「青年会議所は多忙でもいい、暇がなくてもいい、唯一、この地を愛し、将来に大きな夢と希望と情熱をもった青年の集まりにしたい」のもと、「明るい豊かな社会の実現」を目的とし、地域の為、この笛吹市の為に切磋琢磨し合いながら運動に邁進して参りました。
現在、日本は2010年以降続く人口減少社会のなかにあります。それにともない少子高齢化、地方衰退が叫ばれるなか、我々が住み活動する山梨そして笛吹市もまた多くの問題を抱えております。
近年、若者が活躍の場を求め、さらに都市部へ移住するようになり、地方都市の人口減少や都市部一極集中が及ぼす地方の高齢化や過疎化は避けては通れない状況になってきました。こういったなかで政府の動きとしても、この都市部一極集中・地方衰退に対応するべく地方創生、一億総活躍社会を掲げ、地方の底力を活性化させようとしています。それは、地方に住み暮らす私たち自身が地域経済を盛り上げ、地域の魅力を磨くことによって自らのまちを創っていくことに他なりません。私たちひとりひとりが「明るい豊かな社会の実現」に向け、個人の修練、社会への奉仕、世界との友情を三信条として掲げるJC運動を通じて、多くの絆で新しい時代を切り拓いていく必要があります。

■ 地域との絆
2016年日本政府の5年計画で閣議決定された第5期科学技術基本計画「超スマート社会」Society5.0(国家社会・人間社会)の経済システムでは、離れて「自立分散」する多様なもの同士を、新たな技術革新を通じてつなげ「統合」することを基盤として、地域の特性をいかした成長産業や良質な雇用が生まれるなど、地域経済の好循環が実現する社会になると言われています。つまり、今後の日本は、都市部への一極集中の流れから地方への自立分散型の社会になりつつも、各個が繋がりをもって新たな付加価値を創出する社会が求められていると言えます。
そのようななか、(一社)笛吹青年会議所も大きな節目を迎えます。2014年に策定した「目指せ!地域コミュニティの活性化」という5年間の中長期ミッションが今年で5年目にあたり、加えて、その年の山梨ブロック協議会の運動が最大に発信される場となる、第47回山梨ブロック大会が笛吹の地で開催されます。
開催できることはチャンスであり、笛吹市を大きくアピールできる場でもあります。「コミュニティの活性化」というミッションの集大成として山梨ブロック大会を通じ、これまで築いてきた絆のあるコミュニティを継続・活性化させ、今後の課題整理、検証を行い、5年というミッションに区切りをつけます。
また、新たなビジョンの策定も想定することで、笛吹市をさらに活性化させることができ、魅力あるまちにしていけると確信しております。

■ 未来への絆
昔に比べ親が共働きで休みの日も家族が一緒にいられない家庭が増加し、また子供たちの取り巻く環境が変化したことにより外で遊ばず一人で過ごす子供が増加傾向にあります。
厚生労働省の2017年人口動態統計によると2016年の出生数が約97万人と初めて100万人を割り込み、子どもの数が減少傾向にあります。
子供は我々の住む地域社会にとって大きな可能性を秘めたかけがえのない存在であります。
(一社)笛吹青年会議所では清流杯争奪わんぱく相撲大会や笛青塾といった事業を通じて、礼節を学びながら、ゲームなどのバーチャル世界ではない、ひと対ひとの真剣勝負に果敢に挑戦し、そのなかで生まれる絆を体感して勝敗だけにこだわることのない思いやりのある心を養います。
少子化問題で兄弟が少ないなか、年齢、男女関係なくひとつのことに取り組むことでコミュニケーション力=「絆」を養い、夢を持ち果敢に挑戦する人材の育成が青少年育成を行う上で大切だと考えます。

■ 同志との絆
(一社)笛吹青年会議所は創設39周年を迎えます。経歴の長い先輩諸兄が近年多く卒業され、アカデミー会員が大半を占める中で(一社)笛吹青年会議所はさらなる団結による3つの大きな絆が必要であります。
1つ目として会員同士が交流し合い、どのようなことでも話せる環境を作り、経歴の長い会員が浅い会員のサポートを行うことで絆を深める必要があります。
2つ目として39年間(一社)笛吹青年会議所の襷をつないでいただき卒業された先輩の同志に感謝し、敬意を払い、絆を深める事業を展開し継続していきます。
3つ目として(一社)笛吹青年会議所には同じ方向性を持ったまちづくりの同志(市民、行政、他団体)との絆がすでに培われており、2018年度は、さらに多くの市民、行政、他団体に声をかけ、今まで以上に多くの同志との絆を深めた事業を行っていきます。
それぞれが交流するなかで、ひとつに団結することから同志の絆を深めることが大きな絆に発展すると信じています。

■ 新しい出会いによる絆
2018年度(一社)笛吹青年会議所は山梨ブロック大会を主管LOMとして迎えるにあたり、早急な会員拡大が必須であります。
近年では各種団体も増加し、青年会議所しかない時代から青年会議所もあるという時代に変わりました。しかし、今でも人の価値観を根底から変え絆を深めることができるのは青年会議所しかないと信じています。
新しい出会いを大切にし、ひとりひとり親身になり青年会議所の魅力を伝えることで青年会議所活動に興味をもっていただき理解していただくことが大切です。そのためには、会員全員がひとつになり、小さな情報から新しい出会いにつなげ、ひとりでも多くの方と絆を深めながら熱意をもって行動することで会員拡大は成功します。

■ 結びに
私が常に大切だと考えていることはひととひととの絆です。これまで多くの方と出会い、絆を深めてきたことで多くの困難を乗り越えることができました。そして、新しい出会いや信頼関係のなかで絆を深めることは互いの成長にもつながりました。
青年会議所活動は、ひとりひとりの行動が周りを巻き込み大きな絆に変わります。
私がこれまで青年会議所活動の中でたくさんの方々と関わり、ご指導いただき感じたことは、ひとりではできないこともたくさんの人と同じ志を持ち、ひとつの事に取り組むことで大きな事業展開ができることでした。
39年間という永きに渡り、偉大なる先輩方に感謝すると共につないでくれた襷を受け継ぎ、笛吹から山梨へ我々の思いを発信して行くことにより前進して参ります。
最後にブロック大会を主管として迎える2018年度の理事長という大役を与えてくださったことに感謝いたします。
この笛吹市を一歩でも動かすような2018年度にするために気合と覚悟を持ち、全身全霊で邁進していくことをここにお誓い申し上げ、理事長所信とさせていただきます。

 

基本理念
「絆を深め更なる前進」

一般社団法人笛吹青年会議所
第39代理事長 八巻陽祐